巨人・岡本がフィッシャーズと合体 世界一のユーチューバーから世界一への学び

[ 2023年1月17日 05:30 ]

ユーチューバーのフィッシャーズと新ユニホームで記念撮影をする巨人・岡本和(左から)フィッシャーズ・マサイ、モトキ、岡本、フィッシャーズ・ンダホ、シルクロード(撮影・篠原 岳夫)
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 世界の頂点でバズる。巨人・岡本和が16日、ジャイアンツ球場でチャンネル登録者数781万人を誇るユーチューバーグループのFischer’s(フィッシャーズ)とコラボ動画を撮影。初出場するWBCへ、エールを送られ「しっかり頑張ります」と意気込んだ。

 史上最強と呼び声高い侍ジャパン内定を素直に喜んだ。「選ばれてプレーしたいと思ってやってきた。世界一を目指して、その一員としてやりたかった」。昨季は苦しみながらも、右打者では球団初の5年連続30本塁打をクリア。「海外の選手との対戦も凄くしてみたい」と心を躍らせ、大谷、ダルビッシュらとの共闘に「緊張します」と目を輝かせた。

 世界一から金言を授かった。フィッシャーズはグループユーチューバーの総動画再生回数世界1位で、鬼ごっこの人数のギネス世界記録を持つ。YouTube界のトップを走るグループに大砲は「長年トップを走り続ける極意を教えてほしい」と質問。「一番になりたいというのはめちゃくちゃ大事。それをチームみんなで共有すること」と答えをもらい大きくうなずいた。

 この日は、野球経験のあるメンバーのンダホが「東京ドームで本塁打を打つ」という企画を手伝うため、依頼を受けて打撃指導。ティー打撃やフリー打撃で時には見本を見せ、極意を伝授した。大ファンで、グループの曲を登場曲としたこともあり「いろんな動画を見させてもらっていた。出演させていただきうれしかった」。指導を受けた1メートル82、体重110キロ以上の巨体のンダホは「心の底から応援している。お互い世界一になって、また」とWBC優勝後の世界一コラボを願った。

 左胸にキャプテンマークの「C」が入ったユニホーム姿も初披露。異業種のトップとの交流に「やっぱり“そこ”でやってなんぼだと思う」。視線は既に世界の頂点を見据えていた。(小野寺 大)

 ▽Fischer’s(フィッシャーズ) シルクロード、マサイ、ンダホ、モトキ、ダーマ、ザカオからなる6人組男性ユーチューバー。メンバー全員が同じ中学校の同級生で、10年の卒業時に結成。代表作の「アスレチック動画」をはじめ「ドッキリ」「心霊」などの作品を制作している。19年には万博記念公園で鬼ごっこ参加人数(1万908人)のギネス世界記録を達成。今月5日には動画の総再生回数が152億4000万回に達し、グループユーチューバーとして世界一になった。チャンネル登録者数は781万人。

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