今春センバツ当確の東海大菅生・若林弘泰監督 部員への暴力で謹慎 当該生徒退学 20日に緊急審査室会議

[ 2023年1月17日 21:05 ]

東海大菅生・若林弘泰監督
Photo By スポニチ

 春夏通算8度甲子園に出場し今春センバツ出場が当確とみられている東海大菅生(東京)の若林弘泰監督(56)が部員への暴力により謹慎していることが17日、分かった。昨年9月に問題が表面化し、暴力を受けた当該生徒は既に退学。学校側は高野連に報告済みで、日本学生野球協会が緊急審査室会議を20日に開催し、処分を決定する見込みとなった。

 昨秋の東京都大会で優勝し、今春のセンバツ出場が当確とみられている同校。この日が本格始動2日目となったが、若林監督の姿はなかった。同校関係者は、同監督が部員へ暴力を振るい謹慎中であることなどを認め、学校が後任など、今後の対応について協議していくと説明した。

 若林監督は投手として東海大相模から東海大、日立製作所を経て、91年ドラフト4位で中日入り。通算17試合で1勝1敗、防御率8・85の成績で97年に現役を退いた。09年に東海大菅生監督に就任し、15年選抜で指揮官として初めて甲子園出場。17年夏、21年春夏と計4度甲子園出場に導いた。

 過去、19年選抜では春日部共栄(埼玉)、松山聖陵(愛媛)の監督が部員への体罰で大会直前に謹慎処分を受けたが、監督が交代し大会に出場した例がある。出場校が正式決定する27日の選抜選考員会を控え、秋の東京都優勝校に大きな衝撃が走った。

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月17日のニュース