ヤクルト高橋奎二「神宮より少し広いので真っすぐで押せる」 京セラドームで2年連続快投、2勝目

[ 2022年10月25日 23:20 ]

SMBC日本シリーズ2022第3戦   ヤクルト7―1オリックス ( 2022年10月25日    京セラD )

<オ・ヤ>6回を無失点で投げ終えベンチに戻る高橋(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの7年目左腕・高橋奎二投手(25)が2年連続で同じ顔合わせとなったオリックスとの日本シリーズ第3戦(京セラD)に先発登板。6回3安打無失点と好投し、昨年に続いて大舞台での白星を手にした。

 昨年11月21日の日本シリーズ第2戦(京セラD)では6回以降を無安打に抑え、9回5安打2四球と快投。日本シリーズ初登板初先発でプロ初完投初完封勝利を飾った。この日はその時と同じ宮城との投げ合いになったが、最大のピンチとなった4回の1死二、三塁も中川圭、杉本をともに力のある高め直球で空振り三振に仕留めるなど得点を許さず。これで高橋の日本シリーズでの成績は球団歴代3位の15回無失点となった。なお、日本シリーズ初登板からの無失点記録としては現在監督としてチームの指揮を執る高津臣吾の16回2/3に次ぐ球団2位となっている。

 試合後、高橋との一問一答は以下の通り。

 ――投球を振り返って?

 「初回ちょっと緊張感あったんですが、2回以降自分のペースでしっかり投げれましたし、中村さんのリードでいいテンポで投げれましたし、5回に(山田)哲人さんの3ランでまたギアを上げることができたので、そこらへんは良かったなと思います」

 ――直球は制球よかった?

 「そうですね、初回ちょっとボールが続いたので、ちょっとしっかりテンポよくというか、ストライク先行でいこうと思って、相手もそんなに初球から振ってこなかったので、しっかりストライク先行でいこうかなという気持ちで投げていました」

 ――立ち上がりは意識して先頭に四球?

 「こういう大舞台でそこでズルズルいかなかったのは1つ成長なんですが、やはり初回からリズムよく僕自身課題になってくるので、そこは気を引き締めて初回から3人で終われる投球ができたらと思います」

 ――切り替えはできた?

 「次が安達さんで、そこでしっかりアウト取れたので、もう1回集中できた。そこがズルズルいかなかったところ」

 ――シーズンとの手応えの違い?

 「うーん。力でしっかりコントロール重視で投げられたが、ギア上げるところはギア上げられた。そこは良かった」

 ――日本シリーズで2勝した

 「勝てることがいいことで、チームが勝てることがいいこと、で、勝ち投手になれてそこは良かった」

 ――京セラドームで2勝。好相性?

 「そこは変わらないんですが、神宮より少し広いので。真っすぐで押せるところはあるのかなと思います」

 【ヤクルト投手の日本シリーズ連続無失点ランキング】
1位 石井一久 19回(1997、2001年)
2位 高津臣吾 16回2/3(1993~2001年)
3位 高橋奎二 15回(2021、22年)

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