【引退スピーチ全文】オリックス・能見「18年間たくさんの声援をいただき、本当に僕は幸せでした」

[ 2022年9月30日 22:18 ]

パ・リーグ   オリックス4-3ロッテ ( 2022年9月30日    京セラD )

<オ・ロ>胴上げで宙を舞う能見(撮影・岸 良祐)
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 今季限りでの現役引退を表明しているオリックス・能見の引退セレモニーが試合後に行われた。

 挨拶を行った能見は「野球選手として成長させて頂いたこと、本当に感謝でいっぱいです。オリックスファンのみなさま、球団のみなさま、選手兼コーチとして迎え入れていただき、優しく接していただき、本当にありがとうございます」と感謝を述べた。

 以下は能見の引退挨拶の全文。

 まずはじめに、このようなセレモニーを企画していただいた、オリックス・バファローズ球団関係者のみなさま、中嶋監督をはじめ、コーチ、選手、スタッフの方々、そして球場に足を運んで頂き、遅くまで多くの声援を送ってくれたファンの皆様、本当にありがとうございます。

 物心ついた頃から、テレビを見てプロ野球選手に憧れ、僕の野球人生がスタートしました。その中で指導者、チームメイトに恵まれ、そしてプロの世界へ導いていただきました。阪神タイガースに入団し……。ちょっと(内容が)飛びました。なのでちょっと、(挨拶を記した)紙見ます。高校時代に叶わなかった甲子園球場のマウンドに初めて立った時の景色、鮮明に覚えています。16年間いろいろな指導者、先輩方、後輩たちに支えられ、そしてファンの声援の中でプレーできたこと、僕に力を与えてくれたこと…。(小声で)なんだ…。ハハ、すいません。野球選手として成長させて頂いたこと、本当に感謝でいっぱいです。ありがとうございます。

 そしてオリックスファンのみなさま、球団のみなさま、選手兼コーチとして迎え入れていただき、優しく接していただき、ほんとうにありがとうございます。中嶋監督のもと、コーチ、スタッフの方々、素晴らしい人たちに恵めまれ、また(今までと)違う、新しい野球を教えていただきました。そして選手たちとたくさん話すことができ、いろいろ感じました。能力の高い選手、伸びしろのいっぱいある選手、本当に僕は幸せで、いろいろ選手と話すことができ、本当に感謝でいっぱいです。そして、チームはまだまだ強くなります。それにはファンのみなさまの声援が必ず必要です。ぜひ、球場に足を運んでいただき、力をお貸しください。お願いします。

 そして、おとん、おかん、野球という素晴らしい出会いをさせてくれてありがとう。そして家族。苦しいとき、いつもそばにいてくれて、励ましもあり、中には落ち込んでる姿を見すぎてあまりにも苦しくなって逆に尻を叩いていただいたこと、本当に感謝しています。苦労もいっぱいかけました。でも、こうして今シーズンを持って、現役を終われること、本当に感謝します。ありがとう。

 最後になりますが、中嶋監督と2年間、野球選手できて、一つも悔いはありません。やりきりました。そしてファンのみなさま、18年間、いろいろ支えていただきき、たくさんの声援をいただき、ほんとうに僕は幸せでした。今シーズン、まだ先はありますが、選手兼コーチとしてサポートし、全力を尽くして、頑張りたいと思います。みなさま、本当に18年間、応援のほどありがとうございました。

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2022年9月30日のニュース