VへM1の阪神・平田2軍監督 プロ初3安打の前川が放った先制打に「まるでイチローだよ」

[ 2022年9月30日 17:19 ]

ウエスタン・リーグ   阪神6-2広島 ( 2022年9月30日    由宇 )

板山を指導する阪神・平田2軍監督(左)
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 阪神は優勝へのマジックを「1」とした。この後ナイターで中日戦を戦う2位・ソフトバンクが引き分け以下で、2年連続18度目のウエスタン優勝が決まる。

 以下は阪神・平田2軍監督との一問一答

 ――前川が先制打含む初の3安打。
 「昨日は(その前が)ずっと2試合、出ずっぱりだったので代打でということだったけど、大したもんだ。やっぱり初球から振っていく姿勢、アグレッシブさというはな。追い込まれたら食らいついたのは、まるでイチローだよ。あのワンバウンドになりそうなやつをレフト前に打ったのなんかは見事だよな。そういうところの積極性を含めて。けん制でアウトになったけど、これはもう勉強だし。そういうところでは今日は前川が、2点目で帰ってきたのも大きかったよ(二塁走者として暴投で一気に本塁生還)。初回の先制を取ることで主導権を握れたところのタイムリーで、勝負強さ、出塁ね、二塁打もそうでしょ。ますます楽しみになってきたね」

 ――前川は気持ちがプレーにも。
 「彼は表にそういうファイトが出るタイプなので、内に秘めた闘志、それとはちょっと違うわね。だからすごくアグレッシブさを感じさせるわね」

 ――ロドリゲスが3戦連続打点と好調。
 「もうずっと。何回も言うけど、こうやって結果を出すことによって、来年もまた契約してもらえる可能性も出てくるんだし、そういうことの望みというか、日本の環境、1軍でやりたいという気持ちが伝わるよ。食らいついていくやん。見た? 最初の最終的にダメだったか。ファウルで粘って粘ってさ、そういうところもすごくハングリーさは出てるわな」

 ――CSで昇格するチャンスも。
 「だからそういうことよ。みんなまだクライマックスもあるし、来年のことはまだ早い。そういうところの選手たちの意気込みというかさ、選手たちの姿勢が非常にもうずっと伝わる。ずっと言ってるでしょ? 昨日の負けでも今日どうかなと思ったら元気出して、片山が元気番長。試合前の声かけも片山が買って出てやってくれて、すごく雰囲気をよくしてくれて」

 ――2番手・岩田が4回1死満塁をしのいだ。
 「今日は岩田。今日はちょっとね、(先発の村上)頌樹も(4回に)3連打されて、普通なら続投させるんだけど。まだ右が出てこないと俺は思ってたから(注・左打者の大盛の所で岩田が登板。それを受けて右打者の正随が代打に)、今日のポイントは岩田。ちょっと支配下になって、守りに入ってちょっと抑えなきゃ抑えなきゃというところが出ていたけど、“そんな選手じゃない”ってハッパかけて、”支配下になろうとしていた頃を思い出せ”と。3桁の頃のね、やっぱり投げっぷりがよくなってきている。ボールに魂が乗り移って、腕振って投げないと、コース、コースとかね、まだそこの域じゃないねん。やっぱり支配下になって結果を出そうとして、分かるねん。まだそんなん早い早い。今日は見事な1回2/3。今日は岩田だよ」

 ――ソフトバンクの結果次第では連覇が決まる。
 「まあそれは結果次第だけど、うちはとにかくあと2試合。結果はどうなるか分からないけど、今の姿勢をずっと続けてくれているのは本当に、中堅も若手も。中堅なんておらんわな。若手ばっかりや。君らと一緒や。な、もっとアグレッブさを出していかないと」

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