DeNA・佐野が最多安打前進155安打!ライバルより多い残り4戦「もちろん意識ある」

[ 2022年9月30日 05:20 ]

セ・リーグ   DeNA6-1中日 ( 2022年9月29日    横浜 )

<D・中>5回、適時二塁打を放つ佐野(撮影・島崎 忠彦)
Photo By スポニチ

 チームの順位が確定しても、ヤクルトの優勝が決まっても、DeNA・佐野の集中力は切れない。一打席、一球を大切にする。そんな不変の姿が、また安打を生んだ。

 「好投手なので、一球でも打てる球があれば一球で捉えられるように集中して打席に立った」。2点リードした5回1死一、二塁。高橋宏の149キロ直球が真ん中寄りに甘く入ってきた。極限まで高めた集中力で捉えた打球は右翼フェンスを直撃する。会心の適時二塁打に「積極的にいって、ファーストスイングで仕留められた」と手応えを口にした。

 試合の流れを決めるタイムリーは、自身にも価値ある一打だ。これが今季155安打目。最多安打のタイトル争いで、目の前で無安打に倒れた中日・岡林、試合のなかった阪神・中野と並ぶリーグトップに浮上した。「もちろん意識というのはある」。岡林が今季残り2試合、中野は1試合なのに対し、佐野は同4試合。一昨年の首位打者に続くタイトルへ視界が開けた。

 主将3年目。過去2年はチームが低迷したが、今年は2位でCS進出。「僕たちの反撃のチャンスがある。そのチャンスをものにしたい」。最多安打のタイトル、そしてCSからの下克上日本一へ、佐野の集中力は途切れることはない。(秋村 誠人)

続きを表示

2022年9月30日のニュース