ソフトバンクM9!プロ野球史上最も遅い461試合目初先発の森が快投 柳田&デスパ3ランで6連勝

[ 2022年9月16日 21:36 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6―2楽天 ( 2022年9月16日    楽天生命 )

<楽・ソ>初回、プロ初先発のマウンドに向かう森(撮影・篠原岳夫)
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 ソフトバンクが柳田の20号3ランなどで楽天に快勝し、前日に初点灯した優勝マジックを「9」とした。最短優勝決定日は23日。先発予定だった奥村が右肘負傷のため、緊急先発した森唯斗投手(30)が3回2安打1失点と役目を果たしてチームに勢いを与え、柳田の3ランに加えて7回に飛び出したデスパイネの3ランで6連勝。リーグ最速で70勝に到達し2位・オリックスとのゲーム差を3に広げた。残り13試合、2年ぶりのリーグ制覇へ勢いは止まらない。

 通算421試合の2019年巨人・マシソンの記録を大幅に更新し、プロ野球史上最も遅い通算461試合目で初となる先発マウンドに上がった森。初回は3者凡退で堂々のマウンドさばきを見せると、2回1死からは3者連続三振を奪うなど3回2死まで完全投球。今季最速149キロをマークした直球とカーブ、フォークなどを合わせた緩急自在の投球を披露した。太田にソロを浴び、続く山崎剛に三塁打を許したが西川をフォークで二ゴロ。最少失点に切り抜け、2番手・泉にバトンをつないだ。

 打線は初回に柳田が2戦連発、そして3年連続となる20号を放った。1死一、二塁で相手先発・涌井の内角カットボールを豪快に振り切った。打球は弾丸ライナーで右翼席に突き刺さる先制3ラン。涌井から今季3発目となる会心の一発に。「よっしゃー」と声を上げながらホームベースを踏み、ナインとハイタッチを交わした。

 森の快投で勢いづいた打線は7回にもデスパイネに11号3ランが飛び出し大きな追加点を奪った。森からバトンを受けた2番手・泉は1失点で踏ん張り、その後、甲斐野、嘉弥真、松本、藤井が気合の無失点リレー。9回はモイネロが締め6連勝を決めた。3番手で登板した甲斐野が今季2勝目。11連戦の勝ち越しも決めた。

 ナイターで行われていたオリックス―日本ハム(京セラD)は、マジック対象チームのオリックスが3―6で敗れたため、マジックは2つ減り「9」となった。

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