引退発表の能見 阪神は「非常に濃かった」オリックスは「自分の知らない世界の中に入った」

[ 2022年9月16日 14:09 ]

 <オリックス・能見 引退会見> 引退会見を行った能見 
Photo By 代表撮影

 オリックスの能見篤史投手(43)が16日、京セラドームで会見を開き、現役引退を発表した。

 阪神で16年、オリックスでは2年、計18年間で先発も中継ぎも経験した通算104勝の左腕は両チームでの思い出を回想。

 16年過ごした阪神時代は「非常に濃かったというか、16年いましたけど、終わってみればあっという間というか。結果が出ないときもありましたし、いろんな叱咤激励を頂いたりもいっぱいありました。でも終わってみれば、あっという間で1年1年は長いんですけど、本当に短かったなという感じ」としみじみと振り返った。

 そして「主力として投げてるときが一番充実しているというか、クライマックス(CS)で甲子園で広島カープと接戦でやってるのは印象深くて、あの時は本当にいろんな声援のサポートもあって、良いピッチングができたのはすごく覚えています」と2014年に甲子園で行われた広島とのCS・ファーストステージ第2戦で8回無失点と好投した試合の思い出を語った。

 オリックスで過ごした2年間は「また環境がガラッと変わったので、本当に新鮮というか。自分の知らない世界の中に入ったので、また違った野球観っていうのは感じます」と40歳を過ぎて新たな発見があったとし「入団させてもらって、周りの方々がすごく迎え入れるような環境で接してもらったので。すごく入りやすくて。本当に自然に入らせてもらって。緊張というよりも、温かく迎えてもらったのがすごく有難かったです」と周囲のサポートに感謝した。

 そしてオリックスでの思い出の一戦として昨年の日本シリーズを挙げた。能見はほっと神戸で行われた第6戦で延長11回に登板し、村上を左飛。「正直、あそこで投げるとは思ってなかった」と振り返り、「色んな意味で大事なところだったので、すごい印象に残っています」とした。

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2022年9月16日のニュース