オリ、中嶋マジックで死闘制した!延長12回に代打・若月がサヨナラ打 8回にも代打・西野が的中

[ 2022年9月16日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス3-2日本ハム ( 2022年9月15日    京セラD )

<オ・日>12回1死二塁、若月(2)のサヨナラ打に歓喜のオリックスナイン(撮影・北條 貴史)
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 前進守備の外野手の上を越えた。同点で迎えた12回1死二塁、代打・若月が右越えに大飛球を放ち、4月29日の西武戦以来今季4度目のサヨナラ勝ち。チームメートからかけられたウオーターシャワーでびしょぬれになってのお立ち台だ。

 「いつも代打を出される方が多かったので自分が代打でいくのが新鮮でした。“越えてくれ”と思いながら走りました。サヨナラ打は初めてだったので、うれしかったです。もう一回打てと言われても打てないです」

 延長戦に突入した時点で中嶋監督から「12回くらいまで寝といていいよ」と言われたという。その12回、残っていた野手はT―岡田と山足と3人だけ。左腕の堀が出てきた時に「あっ、俺かな」とは思ったが、打ってからは右手を突き上げたのもヘルメットを5メートルくらい放り投げたのもアドレナリンが出過ぎて覚えていないという。気づいたら、もみくちゃにされた後だった。

 中嶋監督の采配もさえていた。代打・若月はもちろん、8回2死満塁で紅林の代打として登場した西野も的中。「代打は難しいですが、みんなよく打ってくれたと思います」。12回はこの日昇格させた太田の二塁打から始まっている。首位のソフトバンクが勝利したため優勝へのマジックナンバー11が初点灯したが、連覇をめざすオリックスは中嶋マジックで諦めず追いかける。 (畑野 理之)

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2022年9月16日のニュース