阪神・平田監督 劇弾の江越に止まない“カツオ節”「長崎まで飛んでいったよ」「糸井の跡を継いで超人」

[ 2022年9月16日 17:47 ]

ウエスタン・リーグ   阪神10―9ソフトバンク ( 2022年9月16日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・ソ>9回2死一、二塁、サヨナラ3ランを放った江越(左)とハイタッチをかわす平田2軍監督(撮影・坂田 高浩)
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 阪神2軍は3点劣勢の9回に前川のソロ、最後は2死一、二塁で途中出場の江越が逆転サヨナラ3ランを放って劇的勝利を飾った。2位・ソフトバンクとの直接対決3連戦の初戦を制しあす勝てば優勝マジック5が点灯。以下は試合後の平田2軍監督の一問一答。

 ――9回は前川の一発から
 「相手チームもホームランという…この前の育成試合から風がフォローなんで。うちのピッチャーもいい勉強。(先発で7失点だった)小川にしても(9回に3点差に広げられた)石井にしても、あそこでね。ただ、3点差はまだ分からんねん。(捕手の)片山へ石井にもう1回カツ入れろと言うて。そういうところでリチャードを最後きっちりアウトとってね。3点差なら2人ランナー出れば分からないっちゅうところで、前川が5打席目に火をつけてくれたよ。やっぱり流れを変えた一発だよ、前川のね。それにしても江越はもう…びっくらこいちゃった。長崎まで飛んでいったよ」

 ――惚れ惚れする一発
 「惚れ惚れしたねえ~。もう長崎まで飛んでいったよ。あれこそ関空までいった(笑い)。2軍に落ちてきて初球のカーブをボカーンやで?こんなんお前…糸井の跡を継いで超人だな」

 ――江越は1軍同様に途中出場
 「今日と明日は前川も出して。こういうときこそ前川をちょっと経験させたかったんで。普通は中堅クラス、ずっと頑張ってる選手を出すところやけど。今日みたいな(1軍の試合がない日で)マスコミの皆さんも注目して色々記事書いてくれてるところで。(記者に)なんか記事を出さなきゃいけないでしょ?今日1軍試合ないし、そこまで考えてるんやで(笑い)そこはもう、前川やんか。最後(9回も)、前川ブレーキかなと思ったらボカーンや。よかったやん。育成試合からよかったし、それを3番に抜擢したというところはこれは日高コーチの推薦」

 ――17日引き分け以上でマジック点灯
 「そういうこと(どんどん)言って。1軍だとそういうこと言うと意識とか(するけど)。今日はピッチャーなんか14安打8四死球、情けない。今日は弱さが出た、うちの投手陣の。片山が途中からキャッチャーにいってから流れ変えてくれたけど。こういう1球(の怖さ)だとか、ホームランとか、そういう重みを感じないと上手くならん。マジック出るの明日?それはもう意識させないとダメだ。そういうことや、プレッシャーバンバンかけて、それにへこたれる力が発揮できませんようなやつなんか使いもんにならん」

 (去り際に)
 「明日も前川、出した方がいいの?(笑い)考えような。よかったやん、4タコじゃ記事にならんけど…」

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