新庄ビッグボス無念「コリジョン」認められず日本ハム3連敗 8回痛恨失点の伊藤大海立ち上がれず

[ 2022年8月18日 21:27 ]

パ・リーグ   日本ハム1ー2楽天 ( 2022年8月18日    札幌D )

<日・楽>4回、上川畑の安打で二走の近藤が本塁を狙うが走塁死(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは18日、札幌ドームで楽天と対戦。伊藤の力投も1点届かず3連敗となった。

 0-1の4回裏2死二塁。5番・上川畑の右前打で、同点を狙いホームに突入した二走・近藤の走路を、楽天捕手の炭谷がふさいだようにも見えた。判定はアウト。三塁側へそれた右翼からの送球を捕球にいった炭谷を近藤が接触しないようによけ、ホームを踏めなかった。ベンチから飛び出した新庄監督がコリジョンルール適用を主張、リプレー検証も判定は覆らず。3回に一度リクエストが失敗していたため、2度のリクエスト機会を早くも4回で使いきってしまった。

 新庄監督は、1番・三塁で清宮を11日以来のスタメン起用。前夜、初めて公式戦で就いた守備位置に。7番・捕手で宇佐見が7月18日以来の1軍復帰。16日に1軍復帰し、前夜2安打を放った松本剛に続き、主力がまた一人帰ってきた。連敗中の流れを変えたかったが、ホームが遠かった。

 中8日で先発した伊藤は2年連続10勝へ再挑戦のマウンド。久々にコンビを組む宇佐見のミットに気持ちよく投げ込んだ。4回、岡島の適時三塁打で先制点を奪われるも、粘りの投球で反撃を待った。

 0-1の7回。1死二、三塁で、松本剛が2-1からの4球目をスクイズ。楽天3番手ブセニッツから待望の1点を奪い同点に追いついた。

 しかし直後の8回。力投を続けてきた伊藤は、2四球などで1死一、三塁。島内の中犠飛で勝ち越しを許し、マウンドで思わずしゃがみ込んだ。121球の力投も10勝目を挙げることはできなかった。

 相手を上回る8安打を放ちながらも、チャンスを生かせず1点止まり。楽天に同一カード3連敗を喫した。

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