広島・松山 「投手になりたて」中日・根尾にベテランの意地 サヨナラ打で連勝!3位浮上

[ 2022年8月18日 04:45 ]

セ・リーグ   広島1-0中日 ( 2022年8月17日    マツダ )

<広・中>11回、サヨナラ打を放った代打・松山(中央)は笑顔(撮影・岡田 丈靖) 
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 0―0の延長11回。張り詰めた空気を歓喜に変えたのは、広島の頼れるベテランだった。代打・松山が今季7度目の劇勝を呼ぶ値千金のサヨナラ打。2死二塁の好機で、初球の甘い直球を振り抜くと、打球は前進守備を敷く中堅・岡林の頭上を超えた。

 「直球がいいとはいえ、まだ投手になりたて。ここで打てなかったらダメだ、初球から積極的にいこう…と」

 1死から左前打で出塁した磯村の代走・曽根が犠打で二進し、代打がコールされた直後に登板した根尾に、松山は燃えた。36歳にとっては20年11月5日の巨人戦以来、4度目のサヨナラ打だった。

 延長10回まで散発2安打、二塁さえ踏めずにいた。この日初の得点圏で勝負強さを発揮した松山に、監督代行の河田ヘッド兼外野守備走塁コーチは「よく打ってくれたよ。今季は率が率(打率・194)。頑張ってくれなきゃ割に合わない」と冗談めかして称える。

 8選手が新型コロナで離脱する苦境で連勝し、3位浮上。松山は「上がってきた若手から刺激を受ける。チーム一丸で頑張りたい」と力を込めた。

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