【甲子園】近江・山田陽翔 「右足太腿裏をつった」8回途中に緊急降板も松坂大輔に並ぶ甲子園通算11勝目

[ 2022年8月18日 14:41 ]

第104回全国高校野球選手権第12日・準々決勝   近江7―6高松商 ( 2022年8月18日    甲子園 )

<近江・高松商>近江の先発・山田(撮影・岸 良祐)
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 今春の選抜準優勝で4大会連続16回目出場の近江(滋賀)が3大会連続22回目出場の高松商(香川)と対戦し、7―6で勝利。2年連続の4強入りを果たした。今秋ドラフト上位候補に挙がるエース右腕の山田陽翔(はると=3年)が1点リードの7回途中に降板し、右翼の守備に回ったものの、歴代5位タイの甲子園通算11勝目を挙げた。

 7回までに今大会最多の6失点。8回に2四球で1死一、二塁としたところで降板し、右翼の守備に回った。代わった左腕・星野がピンチをしのいでチームは勝利。山田は、試合後「(7回の攻撃時に)打席で大きなファウルを打った時、右足太腿裏をつった」と説明し、「試合には勝ったんですけど、浅野君との勝負には完敗してしまって、本当に素晴らしいチームと大舞台で対戦できてよかった。(浅野には)“ナイスバッティング”と声をかけました」と話した。

 山田は、2年夏に4強、3年春に準優勝と3季連続で白星を挙げ、今大会の4勝を加えて甲子園通算11勝目。松坂大輔(横浜)、島袋洋奨(興南)の勝利数11に並んだ。歴代1位は桑田真澄の20勝で、次いで石井毅(簑島)の14勝、荒木大輔(早稲田実)、三浦将明(横浜商)の12勝となっている。

 ◇山田 陽翔(やまだ・はると)2004年(平16)5月9日生まれ、滋賀県栗東市出身の18歳。近江では1年夏の独自大会からベンチ入りし、秋からエース。2年夏は甲子園4強。3年春は甲子園準優勝。父・斉さんは92年夏に東邦(愛知)で4強。1メートル75、78キロ。右投げ右打ち。

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