【甲子園】近江・山田陽翔と一問一答 高松商・浅野とは「次のステージでも対戦したい」

[ 2022年8月18日 17:05 ]

第104回全国高校野球選手権第12日・準々決勝   近江7―6高松商 ( 2022年8月18日    甲子園 )

<近江・高松商>近江の先発・山田(撮影・岸 良祐)
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 今春の選抜準優勝で4大会連続16回目出場の近江(滋賀)が3大会連続22回目出場の高松商(香川)と対戦し、7―6で勝利。2年連続の4強入りを果たした。今秋ドラフト上位候補に挙がるエース右腕の山田陽翔(はると=3年)が1点リードの7回途中に降板し、右翼の守備に回ったものの、歴代5位タイの甲子園通算11勝目を挙げた。降板理由は、右太腿裏がつったためだった。

 山田との一問一答は以下の通り。

――凄い試合でした。

 「試合には勝ったけど、浅野くんには完敗でした。大舞台で素晴らしい勝負ができて良かった。先発を任せてもらったのに、僕は情けないピッチングだった」

――試合後の整列では声をかけていた。

 「ナイスバッティング、完敗やと声をかけたら、ありがとうと言われました」

――(浅野に本塁打された)3回はストレート勝負。

 「投げミスではなく、完ぺきなバッティングをされた。あの弾道だと届かないと思ってたら、まさかでした。パワーが凄い。スタンドに軽く運ばれました」

――申告敬遠の時は。

 「ホームランを打たれた時もマウンドで集まって、勝負したいと言って打たれていた。それであの場面は敬遠となった」

――対戦した印象を。

 「大会No.1バッターだなと思わせてくれた。狙いの張り球を追い込まれてからも、しっかり待っている。低めの変化球には手を出さないのはさすが。シンの強い選手。学ばせてもらった。評判通りですね。次のステージでも対戦したいし、味方なら心強い。得たものは大きかったです」

――足の状態は。

 「今は落ち着いているので大丈夫です。右の太腿の裏を少し。6回の投球のころから少し吊っていて、何とか投げていたけど、7回の打席で大きなファウルを打った時に、しっかりつった。踏ん張りすぎたのが原因かな。この時間の試合が初めてだったのもあるけど、僕の調整不足です」

――そして8回に交代。

 「足の状態が悪い中で次ダメなら代えてください、もう一人やらせてくださいと伝えた。星野がよく抑えてくれた。感謝している。ライトから見ていても安心感があった。気持ちも強くなったと感じた」

――勝因は。

 「ボディーブローが効いたのかな。どんな場面でも気持ちの切り替えができていた。甲子園ではみんなに助けられてばかり。みんなの力が日に日に大きくなっている。僕自身もこんなんじゃダメなので、次はしっかりチームの勝利に貢献したい。監督さんの誕生日に勝利をプレゼントできた。あと2試合、監督にはお世話になりたい」

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