日本ハム新庄監督の母校 連覇を目指す西日本短大付が9回逆転で初戦を突破

[ 2022年7月7日 21:52 ]

高校野球福岡大会2回戦   西日本短大付4―3純真 ( 2022年7月7日    久留米 )

<西日本短大付・純真>笑顔で勝利の輪に加わる今田(左)
Photo By スポニチ

 連覇を目指す西日本短大付がこの夏の初戦に臨み、純真に4―3で逆転勝ちした。1点を追う9回に9番の江川颯太投手(3年)の中前適時打で同点に追いつき、3番で主将の今田塁陽(るいや)外野手が1死満塁から勝ち越しの中犠飛を放った。

 相手エースの青山晃大(3年)の切れのあるボールを攻略できず試合は接戦になった。2―2の同点で迎えた8回の守備では2死満塁から中前適時打で純真に勝ち越しを許したが、中堅・今田、遊撃・江口翔人(2年)の中継プレーで追加点を阻止した。今田主将は「いい形でアウトにできたので、流れは西短側にあると思った」と9回の逆転劇につなげた。

 試合前には昨年の優勝旗を返還するセレモニーが行われた。今田主将は「もう一度持ち帰りたい。みんなで取りにいきたいと思います」と気持ちを強くした。目指すはもちろん連覇だ。昨夏の甲子園では初戦で二松学舎大付(東東京)と対戦し、0―2で敗れた。雨の中でのゲームだった。今田主将は「晴れた甲子園で(部員)73人全員で戦うのがこのチームの夢です」と目をギラギラさせた。

 日本ハムの新庄監督の母校としても注目を集める。新庄監督とは高校時代の同級生の西村慎太郎監督は「少しでもいい結果を伝えたいですね」と力を込めた。

続きを表示

2022年7月7日のニュース