宮崎梅田学園がヤングパワーで初勝利 今春入社の宝田、2年目の細谷が躍動

[ 2022年6月1日 05:30 ]

第93回都市対抗野球九州地区予選第3日   宮崎梅田学園6-3苅田ビクトリーズ ( 2022年5月31日    リブワーク藤崎台ほか )

<宮崎梅田学園・苅田ビクトリーズ>5回にソロを放った細谷(4)を笑顔で迎える宮崎梅田学園ナイン
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 敗者復活の第2代表決定トーナメント1回戦4試合が行われた。19年本大会出場の宮崎梅田学園(宮崎市)は苅田ビクトリーズ(苅田町)に6―3で勝利。新人で3安打の宝田(ほうた)和也(22=宮崎産経大)、2年目でソロアーチを放った細谷大河(23=鶴見大)ら若い力で今大会初勝利を挙げた。

 宮崎梅田学園は若さで今大会初勝利を引き寄せた。「初めて1番に起用され緊張したけど思い切っていった」と宮崎産経大から今春入社した宝田。初回は中前打、2回は右前打。ともに二盗に成功してチャンスを広げた。「自分の強みは打撃と足」といい、6回に3本目の三遊間を破る安打で1死一、三塁の得点機をつくると二盗を敢行。二塁ベース手前で引き返し塁間に挟まれて三塁走者の本塁生還を引き出した。

 もう一人は神奈川出身の細谷。「2年目らしく積極的なバッティングを心がけた」。5回に中押しの左越えソロ本塁打を決めた。初戦は1番で無安打でこの日は6番に回ったが大会初安打が貴重な一発となった。

 チームは梅田学園が運営する自動車学校の教習指導員らで構成。細谷は日ノ出校の指導員で、宝田は佐土原校の受け付け業務につきながら指導員試験に備える。9年ぶりに復帰就任した高田昌宏監督は「チームがガラッと若返った。宝田は思い切りの良さを買った。細谷はやっと1本出て次が楽しみ」と目を細める。チームは19年都市対抗に出場も昨年は地区予選2戦2敗に終わっており「今年はここからはい上がっていく」。指揮官は3年ぶりの東京ドーム切符を見据えた。(中島 泉)

 ▼宮崎梅田学園・林健太(先発して7回3失点)真っすぐが走っていた。本塁打はフォークが落ちなかったところを打たれた。

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2022年6月1日のニュース