ロッテ・朗希は今後も記録よりコンディション優先 木村投手コーチ方針明かす

[ 2022年4月19日 05:30 ]

ロッテ・佐々木朗希
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 「17回パーフェクト」や「52人斬り」など前代未聞の快投を続けているロッテ・佐々木朗。今後の起用方法については、他球団選手、ファンなど全ての関係者が注目している。

 チームは開幕から「サンデー朗希」を続け10日のオリックス戦で完全試合。17日の日本ハム戦も8回まで完全に抑えたが102球で交代させた。9回からの継投には明確な理由がある。木村投手コーチは「途中離脱があってはならない一人。偉業(完全試合)が2、3勝分なら別だが、1勝は1勝。その積み重ねでチームは頂点にたどりつく」と説明。今後も「記録」を右腕のコンディションやチームの勝利よりも優先させない方針を示した。

 井口監督は「体の状態を見ながらになるがオリックス戦(24日、京セラドーム)にいきます」と次戦は中6日での起用を明言しているが、その後は未定だ。木村コーチは「休養とは登板を飛ばすことか、それとも球数を減らすことか」と含みを持たせ「抹消したり、抹消せず9日間を空けることもある。球数も事務的に100球で線を引くわけではない。長いシーズンを見据えて、増やす、減らすも考えないと。今回、前回と走者が出なかったからあの球数で収まっただけ」と臨機応変な起用を検討している。

 今や佐々木朗はメジャーの注目も集める日本の宝だが、まだまだ高卒3年目。首脳陣にとってはどうやって一年間ローテーションを守らせるかが最重要課題だ。登板間隔だけでなく球数もコントロールし、怪物の力を最大限に引き出していく。(横市 勇)

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