“自動車ダービー”はHonda熊本が制し決勝進出 稲垣が一塁ベース直撃の決勝右前適時打

[ 2022年4月19日 13:37 ]

JABA岡山大会 決勝トーナメント 準決勝   Honda熊本6―5トヨタ自動車 ( 2022年4月19日    倉敷マスカット )

<トヨタ自動車・Honda熊本>決勝打を放ったHonda熊本・稲垣翔太
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 昨年の都市対抗野球準VのHonda熊本がトヨタ自動車との“自動車ダービー”に競り勝った。0―3の3回、四球と犠打を挟んで7連打の集中攻撃で今秋ドラフト候補左腕の長谷部銀次(23=慶大)から5点を奪い逆転に成功。5―5の9回1死二塁では入社11年目の稲垣翔太(28=明豊)が一塁ベースを直撃する決勝の右前適時打を放った。

 前日18日には、20時にトヨタ自動車との対戦が決定。同21時から長谷部をはじめ、投手のデータを深夜まで分析し、午前9時からの試合に臨んだ。3回にも右翼へ適時二塁打を放っていた稲垣は、決勝打に「(次打者の今秋ドラフト候補)古寺(宏輝、23=関東学院大)がいい打者なので、つなげて良かった。進塁打になればと思っていましたが(ベースで)跳ねてくれた」と声を弾ませた。

 JABA大会では13年の九州大会を最後に優勝はない。入社10年目、主将5年目の川嶋克弥(31=明大)は「去年の都市対抗の決勝で負けて、みんなが悔し涙を流しているのを見て、このチームはまだ伸びしろがあると確信した」という。もう、準優勝はいらない。この後行われるパナソニック―シティライト岡山の勝者との決勝も制し、美酒に酔う。

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2022年4月19日のニュース