オリックス中嶋監督 “パーフェクト敗戦”にも、もう切り替え「認めてしまったら僕らは先に進めない」

[ 2022年4月11日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス0-6ロッテ ( 2022年4月10日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>9回、代打・杉本を告げるオリックス中嶋監督(撮影・島崎忠彦)
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 「令和の怪物」の前に、オリックス打線が沈黙した。球団史上初の“パーフェクト敗戦”。「最も三振しない男」吉田正でも3打席連続三振に斬られ、脱帽するしかなかった。

 「完全にやられました。真っすぐとフォークが、腕の振りでも分からなかったし、なんせコントロールがよかったですね。配球を変えながら、とは思いますけどね、本当に素晴らしいピッチングでした」

 1、2打席目はいずれもフォークを振らされ、最後は内角163キロにバットが凍り付いた。2年連続首位打者の吉田正の1試合3三振はわずか4度目で、同じ投手相手では18年5月6日のソフトバンク戦で中田賢一に喫して以来2度目だった。

 完全試合、13者連続三振…屈辱の敗戦を喫したが、もちろん、中嶋監督はファイティングポーズを崩さない。「“何とかしよう”と思っている、その、さらに上を行かれたわけですから。でも認めてしまったら僕らは先に進めない。ただの1敗。100敗したわけではない。あさって(12日の楽天戦から)切り替えればいい」と前を向いた。(湯澤 涼)

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2022年4月11日のニュース