最速163・4キロ!ロッテ朗希と実力伯仲の若手右腕 メジャーデビューで初白星 

[ 2022年4月11日 09:41 ]

力投するレッズのグリーン(AP)
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 レッズの剛腕ハンター・グリーン(22)が10日(日本時間11日)ワールドシリーズ王者のブレーブス相手にメジャー初登板で初勝利を挙げた。5回92球を投げ、4安打2四球、7奪三振、3失点で、6-3とリードした状態で降板、リリーフ陣が4回を無失点に抑え、大物新人に勝利をプレゼントした。

 自慢の直球は92球中56球、平均は99・7マイル(約160・4キロ)、100マイル越えは20球で、最速が101・6マイル(約163・4キロ)だった。グリーンは他にスライダーを23球、チェンジアップを13球投げている。

 グリーンは17年ドラフト1巡2番目指名の金の卵。野手(遊撃手)だけでも1巡10番目までに指名されるとの評価で、ケン・グリフィーJrが野手としての成功にも太鼓判を押したため当初は二刀流でプレーするプランもあった。しかしながらプロ入り後1カ月で本人が両方を続けるのは難しいと判断、投手に専念した。

 肘の故障でトミージョン手術を受け、新型コロナでマイナーのシーズンがキャンセルされるなど、メジャーデビューまで時間がかかったが、「初登板で勝ち投手になれるなんて特別なこと」と地元記者に笑顔で語っている。195センチ103キロの立派な体格で、直球はまだまだ速くなると期待されている。

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2022年4月11日のニュース