落合博満氏、メジャー移籍へ動いたロッテ時代の秘話明かす 「成功したか」の問いに落合氏の答えは

[ 2022年4月11日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が11日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新し、現役時代にメジャーリーグ挑戦に動いていたことを明かした。

 現役時代にメジャーでプレーしたい思いがあったかを問われると「ありましたよ。ロッテの頃に実際に動いたこともある。ウインターリーグかな、(中南米で)11月くらいから始まる。あれに出させてくれと球団に言ったけども、駄目だと言われた」と打ち明けた。

 「(阪急に在籍した)マルカーノに頼んだの。“ちょっとそっち(米国)でやりたいんだけれども、道筋作ってくれないか”と言ったら“いいよ”と。その道筋作って球団に話を持っていったら、“行くんであれば、日本の籍を抜かなきゃいけない”とか。ややこしい言い訳をしていた。それがもうゼロになってね。ウインターリーグも駄目かとなって」と経緯を説明。その上で「一銭もいらないから、アメリカで1年でいいから全試合出させてくれないかなと思ったことはあったよ」と語った。

 ロッテ時代の1982年、85年、86年と3冠王を獲得した落合氏。メジャー移籍へ動いた時期について「日本で3冠王獲ってからじゃないかな」と話した。

 3冠王3度の落合氏がメジャーに行っていたら、成功していたかは野球ファンの間でも多く議論されてきた。落合氏は「アメリカ行って野球をやりたいといって行って、成功したかと言えば、おそらく失敗したと思う」とキッパリ。その理由について「言葉の壁。相手がモノをしゃべってきても、こっちが分からなければ会話にもならない。そういうことに悩まされて、野球どころじゃなかったんじゃないかと思う」とした。

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2022年4月11日のニュース