カブス・誠也 3打点で2連勝に貢献も「満足できない。全然駄目です」

[ 2022年4月11日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス9―0ブルワーズ ( 2022年4月9日    シカゴ )

<カブス・ブルワーズ>バットを折りながらタイムリーを放つ鈴木(AP)
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 カブス・鈴木誠也外野手(27)は9日(日本時間10日)、ブルワーズ戦に「6番・右翼」で出場し、メジャー初打点を含む3打点で9―0の開幕2連勝に貢献した。グラウンド内外の動きが地元局で特集されるなど、プレー以外の面でも注目を集めている。

 確実に打点を重ねていった。2―0の初回1死一、三塁で鈴木は右犠飛を打ち上げ初打点をマーク。3回1死一、三塁では「詰まって落とすイメージ」と内角球をさばいて中前適時打とした。続く4回2死満塁は相手投手が制球に苦しむのを冷静に見極め、押し出し四球。いずれも異なる方法で、3打席連続となる3打点を挙げた。開幕2連勝に大きく貢献したが「満足できない。全然駄目です」。その後の連続三振に猛省を忘れなかった。

 地元局マーキースポーツネットは打席に向かう際、滑り止めや重りを丁寧に並べる様子を「きちょうめん」と伝え、契約する明治社のお菓子をクラブハウスで振る舞ったことを紹介した。「日本ではあまりない文化。他の選手のやりとりを見てまねしようかなと」と鈴木。プレー以外でも注目され、地元ファンの心を早くもつかみ始めた。(笹田幸嗣通信員)

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2022年4月11日のニュース