楽天・田中将 見せた大黒柱の存在感 コロナ禍のチーム引っ張る7回2失点

[ 2022年4月5日 16:32 ]

パ・リーグ   楽天-西武 ( 2022年4月5日    楽天生命 )

<楽・西1>楽天先発の田中将(撮影・篠原岳夫)
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 楽天・田中将大投手(33)が5日の西武戦(楽天生命パーク)に先発。7回を8安打2失点と粘りの投球を徹底し、勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りた。

 初回、味方が先制点を挙げると右腕は一気にギアを挙げた。4回まで無失点。0-5の5回に2点を失ったが、崩れることはなく、塁上に走者を背負っても冷静な投球を貫き、7回を投げ切った。

 楽天は1日に、同日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)で先発予定だった則本昂大投手、アラン・ブセニッツ投手、西口直人投手、安田悠馬捕手、川島慶三内野手、小深田大翔内野手、小峯新陸投手、小山伸一郎投手コーチと8人の陽性者が出たことを発表。3月27日には茂木栄五郎が陽性判定を受けており、複数の感染者が出たことから2、3日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)計2試合を中止していた。

 この間に新規感染者がいなかったことから4日には活動を再開し、楽天生命パークで密を避ける分散方式で練習を実施。田中将も「起きてしまったことはしょうがない。この状況をみんなで乗り越えていくことが必要」と話していた。この日も弓削の陽性判定が発表されるなど、依然、コロナ禍に苦しむチームで、大黒柱が頼れる背中を見せた。

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