誠也の入団待ち切れない！カブス・ロス監督、待望の右強打者に「価値のある、ユニークな才能の持ち主」

カブス公式サイトで合意が報じられた鈴木誠也
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　ポスティングシステムを利用してメジャー球団と交渉していた広島の鈴木誠也外野手（27）が、カブスと契約合意したと16日（日本時間17日）、球団公式サイトが報じた。5年総額8500万ドル（約101億1500万円）の大型契約で、日本野手では歴代最高額。広島への譲渡金は約1460万ドル（約17億3740万円）となる。

　鈴木誠は身体検査をクリアすれば正式契約となり、17日（日本時間18日）にもアリゾナ州メサのキャンプ地で入団会見が行われるが、カブスのデービッド・ロス監督はその瞬間が待ち切れない。「多くのチームがオファーした中で我々が噂のトップ。エキサイティングな噂だ。あとは正式発表を待つだけ」と興奮気味に語った。

　鈴木誠は走攻守が高いレベルでロス監督も「価値のある、ユニークな才能の持ち主」と高く評価。右翼にはゴールドグラブ賞5度のヘイワードがいるが、右の強打者は補強ポイントの一つで「柔軟性が重要。（ヘイワードは）チームを最優先で考えるプロ」と32歳の守備位置を動かして、鈴木誠を本職の右翼で起用する構想も温める。

　今季からナ・リーグでもDH制を導入する。右の鈴木誠、左のヘイワードの併用にもプラスに働きそうだ。（メサ・笹田幸嗣通信員）