コロナでセンバツ辞退の京都国際・小牧憲継監督がコメント「すぐに切り替えなくていい」

[ 2022年3月18日 14:01 ]

昨夏の甲子園で、校歌斉唱する森下(左から6人目)ら京都国際ナイン

 チーム帯同者13人に新型コロナウイルス感染者が出て17日に第94回選抜高校野球大会(19日から13日間、甲子園)の出場を辞退した京都国際の小牧憲継監督が18日、コメントを発表した。

 捕手で主将の辻井心(3年)と今秋ドラフト上位候補左腕で副主将の森下瑠大(3年)にまず一人ずつ話をしたといい、両者とも最終的に納得はしてくれたという。他の選手にも陽性者以外には距離を取り、宿舎で直接伝えた。「あぜんとし、ピンとこない表情だった」。対戦校の長崎日大と、代わりに出場する近江(滋賀)にも「ご迷惑をおかけしました」と謝罪したことも明かし、「高野連の方々が最後まで再検査を提案してくれたり、何とか出させてあげようと最後まで調整してくれたりした」と謝意を述べた。

 同校は昨夏の甲子園で4強入りし、主戦だった森下と右腕の平野順大(3年)が最終学年を迎え、今大会でも優勝候補の一角に挙げられていた。指揮官は「この春に全てをかけてきたというか、何が何でも優勝と頑張ってきた。本気で日本一を目指して頑張ってきたので残念。軽々しく夏に向けてがんばろうとは言えない。そんなすぐに気持ちを切り替えなくていいということですね。ただ、矛盾するようですが、夏に向けてすぐに走り出さなければならない」と苦しい胸の内を明かした。

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2022年3月18日のニュース