壁紙にファンミーティング 今季のヤクルトはファンにより密着

[ 2022年3月18日 07:35 ]

「Swallows CREW」会員に配信されている壁紙写真の1カットを今回、特別に公開。爽やかな笑みを浮かべるヤクルトのドラフト2位・丸山和
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 毎週月曜の午前8時。週の始まりの朝にヤクルトのファンクラブ「Swallows CREW」会員には選手の「壁紙」写真がメール配信されている。選手の紹介文とともに素の表情を撮影したカットを限定で配信。誰の写真が送られてくるかはランダムでもあり、ドキドキ感も楽しめる。

 スマホの待ち受け画面にしてもよし、印刷して部屋の壁に貼ってもよし。そんな「壁紙」の発案者は営業部の湊谷智将氏(27)。球場に足を運んで撮影、写真の加工、紹介文まですべて担当している。「月曜日の憂鬱な朝をスワローズで元気にしたい。普段、見ないような素顔をもっと知ってほしい。少しでも興味を持っていただくきっかけになれば」と2月中旬から新サービスとして始めた。昨年は2軍マネジャーを務め、ファンの大切さを実感。「負けても“来てよかった”と思ってもらえるように」と2軍戦のメンバー表に選手の一言メモを添え、好評を博した。

 そんなアイデアマンの湊谷氏が同じ営業部の岸翔子さん(35)とともに新たに企画したのが球団初のファンミーティング。ファンの横のつながりが生まれることを目指し、10人限定で4月24日に開催予定だ。ヤクルト愛を存分に語り合い、普段は入ることができない球団事務所などを見学した後に試合を観戦。熱心なファンであればたまらないイベントに、15日までの1週間の応募期間で1158件の応募があった。

 25日に開幕するプロ野球。今季は3年ぶりに入場制限なしで開幕する見通しだ。就任3年目の高津監督は「1度も満員の神宮でやったことがないので本当に楽しみ」と心待ちにする。球団も選手もファンと密着し、球団初の連続日本一を狙う。(記者コラム・青森 正宣)

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2022年3月18日のニュース