阪神・西勇 3連続四球で涙のドラ2・鈴木に金言 「先輩に気を使って投げなくていいよ」

[ 2022年2月17日 05:30 ]

ハツラツと練習する阪神・西勇
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 阪神・西勇がドラフト2位・鈴木に金言を授けた。プロ初の実戦形式となった15日のシート打撃で3者連続四球を与える制球難。登板後に涙を流すひと幕もあった新人左腕に助言を求められると、惜しみなくイズムを伝えた。

 「(昨日は)先輩に気をつかって投げていたので、(気をつかって)投げなくていいよって。ちゃんとボールがいかなかったりすることもあるけど、それは自分自身で苦しめているだけなので、気にしなくていいと話しました」

 投内連係の際、後輩の悩みに耳を傾けた。プロ14年目を迎える右腕はこれまでも「(制球難で)今まで何人も投げられなくなっていく人を見てきた」という。後輩に同じ轍(てつ)を踏ませるわけにはいかない。救いの手を差し伸べたのは、いわば当然だった。

 豊富なキャリアを誇るだけに、今後も「聞かれたら言います」と寄り添っていく構えだ。自身の調整も順調で、19日には今春初の実戦形式となるシート打撃に登板予定。「投げたい球を操作できたらいいなと」とギアを徐々に上げていく。

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2022年2月17日のニュース