中村武志氏 新生・立浪竜の“一発回答”はお見事 スイングに力強さある鵜飼はDeNA・牧と重なる

[ 2022年2月17日 07:00 ]

練習試合   中日7-4日本ハム ( 2022年2月16日    沖縄・北谷 )

<練習試合 中・日>5回、2ランを放つ鵜飼 (撮影・西川祐介)
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 【中村武志 CHECK】新生・立浪中日の特色が出た試合だった。試合前に立浪監督と話したが、今キャンプの狙いは攻撃力の強化。特に長打力が欲しい。だからこそ、対外試合初戦で3番に新人の鵜飼、4番に高卒3年目・石川昂の若い2人、5番には移籍2年目で29歳の山下と期待している3人を並べた。

 鵜飼は初回に詰まっても左前に運び、5回は初球を軽々と左翼へ。まさに一発回答である。スイングに力強さがあり、積極的に振っていくタイプ。昨年新人だった同じ右打者のDeNA・牧と重なる。山下も一発回答。石川昂は完全に疲れ。能力は高く、だから立浪監督も4番に置いた。

 5位に沈んだ昨年の中日は防御率トップだったが、打率.237、69本塁打はいずれもリーグ最少。特に長打の出やすい東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアムでは劣勢を強いられた。本拠地の広いバンテリンドームで何十年も投手中心の守り勝つ野球をしてきたが、ミスタードラゴンズが変えようとしている。

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