巨人の3年目右腕・堀田賢慎が153キロ!満塁から連続三振斬り!原監督「見ていて気持ちがいい」

[ 2022年2月17日 18:41 ]

<練習試合 巨・ロ>走者は背負うも連続三振で切り抜けた堀田(撮影・長久保 豊)スポーツニッボン新聞社 長久保
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 巨人の3年目右腕・堀田賢慎投手(20)が17日、ロッテとの練習試合に3番手で登板。最速153キロの直球を軸に安田尚憲内野手(22)から空振り三振を奪うなど、1回2安打無失点で踏ん張った。育成選手から復活を期す19年のドラフト1位が、先発ローテーション入りへ、アピールした。

 気温16度。小雨が降り、冷たい風も吹いた。肌寒い気候の中、堀田が5回からマウンドに上がった。

 29球中、25球が直球。150キロ超は12球。最速は153キロを計測した。2安打と四球で1死満塁のピンチを招いたが、安田を152キロで空振り三振。西川も152キロで見逃し三振。「球速はこだわっていなかった。打者を抑えることだけに集中して向かっていきました。安田さんを三振に取ったボールが良かった」と振り返った。

 19年ドラフト1位で入団も、1年目の4月に右肘のトミー・ジョン手術。育成選手としてリハビリを続け、昨年に3軍で実戦復帰。今キャンプから初めて1軍の輪に入った。キャンプ中のブルペンでは松坂大輔氏(本紙評論家)から直球の質を評価された。「真っすぐで押していけたのは自信になった」と手応えを口にした。

 11日の紅白戦で先発し1回完全投球。そして、この日も無失点。先発ローテー入りを狙う右腕に、原監督は「けれん味のないというかね。満塁でああいう投球ができたのは大きい。見ていて気持ちがいい」と評価した。

 和田には浮いたチェンジアップを右前打され、山口にはフルカウントからスライダーが外れて四球。変化球に課題を残すが、それを補う長所がある。直球で空振りを6度、奪う姿に、青森山田時代を知るDeNA・河原隆一スカウティングディレクターは「分かっていても打てないボール。あれだけ真っすぐの魅力のある投手はいない。末恐ろしい投手」と成長に舌を巻いた。(川島 毅洋)

 ▼日本ハム関根裕之プロスカウト(堀田について)あのストレートにはしびれました。故障明けでしょ?これがなじんできたら、もっと凄くなるでしょう。

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2022年2月17日のニュース