西武・栗山 9.3誕生日に2000安打達成なら史上初 あと4本

[ 2021年8月31日 05:30 ]

29日の9回、1996安打目となる右前打を放つ栗山(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 【Weekly Data展望】西武一筋20年。栗山が積み重ねてきた安打数は1996。区切りの2000まであと4安打、球団初の偉業は目前だ。

 これまでの達成者は昨年の坂本(巨)まで53人。そのうち残り4安打からの最速達成は68年の榎本喜八(東京)、13年の中村紀洋(中)、15年の和田一浩(中)の2試合。逆に最も苦しんだのは80年の柴田勲(巨)で12試合かかった。残り4安打以下からの達成平均は4・5試合となっている。

 これまで1試合4安打の固め打ちで達成した選手はいない。ゲーム3安打目以上で大台到達となったのは03年の立浪和義(中=3安打)のみ。栗山は1試合4安打をパ現役最多の20度マーク。第1打席から安打が出れば歴史を塗り替えることができるかもしれない。本塁打で決めれば80年の松原誠(大洋)、87年の加藤秀司(南海)、95年の落合博満(巨)、13年のラミレス(D)に次ぐ5人目の快挙となる。

 今週はロッテ、楽天と対戦する。ロッテ戦は通算打率・280で22本塁打は球団別最多。また、楽天戦の通算打率はパ5球団では最高の・296で安打数も最多(361安打)。さらに9月3日は栗山の38回目のバースデー。誕生日に2000安打達成となれば史上初となる。メモリアルな一打を狙ってほしい。(記録課・八田 朝尊)

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月31日のニュース