原監督 五輪から帰還、すぐ猛打賞の坂本に「しっかり自分にムチ打ってね、いいスタートを切ってくれた」

[ 2021年8月13日 22:17 ]

セ・リーグ   巨人4―2中日 ( 2021年8月13日    東京D )

<巨・中15>6回無死、坂本は3打席連続の左前打を放つ(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 東京五輪開催による1カ月間の中断期間を終え、プロ野球のリーグ戦が再開。首位・阪神を2ゲーム差で追いかける2位・巨人は4位・中日相手に一度は逆転を許したものの4―2で競り勝ち、連敗を2で止めた。その後、阪神が敗れたため、ゲーム差は1に縮まっている。

 1―2で迎えた8回、先頭で代打に出た若林が中日3番手右腕・又吉の代わりバナとなった初球、真ん中直球を右翼スタンド上段に叩き込む起死回生の同点4号ソロ。さらに1死後、坂本、丸の連続四球で得点機を築くと、リーグトップ岡本和に今季81打点目となる左前適時打が出て勝ち越した。2死後には大城も右翼線へ適時二塁打を放って4点目。山口、大江、高梨、桜井とつないだ投手リレーを最後はビエイラが締めくくって勝ち切った。

 東京五輪で侍ジャパンの金メダル獲得に大きく貢献した坂本は初回の第1打席から3打席連続で左前打を放ち、広瀬淑功(南海)に並んで歴代9位となる通算169度目の猛打賞。巨人では川上哲治193度、長嶋茂雄186度、王貞治171度に次ぐ歴代4位で、王の記録まで「あと2」と迫った。逆転劇となった8回には四球を選び岡本和の左前適時打で二塁から激走を見せて勝ち越しのホームを踏んでおり、4打席全出塁で勝利に貢献した。

 試合後、坂本について聞かれた巨人の原辰徳監督(63)は「本人は少々ね、体力的にも精神的にも(疲労がたまっている)というところあるかもしれませんけどね、しっかり自分にムチ打ってね、いいスタートを切ってくれました」と喜んだ。

続きを表示

2021年8月13日のニュース