オリ・宮城が「大谷超え」 高卒2年目までの両リーグ10勝一番乗りは桑田真澄以来の快挙

[ 2021年8月13日 20:54 ]

パ・リーグ   オリックス6ー3ロッテ ( 2021年8月13日    ZOZOマリン )

<ロ・オ(14)>6回2死二塁、粘る角中から三振を奪いガッツポーズのオリックス・宮城(撮影・長久保 豊)
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 東京五輪による約1カ月の中断期間を挟んでも、首位オリックスの勢いは止まらない。杉本の先制19号2ラン、吉田正の18号2ランなど2ケタ10安打6得点。先発の19歳・宮城は6回2失点で両リーグ10勝一番乗り。高卒2年目までで達成するのは87年桑田(巨人)以来34年ぶりの快挙だ。あのエンゼルス・大谷は日本ハム時代の15年に3年目で到達しており、成長著しい左腕が「大谷超え」も果たした。

 宮城は初回を3者凡退に退けると、2回1死一塁では角中を外角スライダーで狙い通りの二ゴロ併殺。4回にエチェバリアの犠飛で1点を奪われるなどしたが、140キロ台後半の直球でコースを突き、カーブ、チェンジアップなどで緩急を駆使し、要所を抑えた。

 宮城は「立ち上がりは緊張していましたが、ラオウ(杉本)さんが初回に一発を打ってくれて、勇気をもらいました。序盤は悪くなかったと思いますが、連打や長打で失点してしまったことや、いいところに投げてもバットに当てられてしまったことは反省しなければいけませんし、もっと工夫しながら、次に向けて調整していきたい」とコメントした。

 試合前には、東京五輪で侍ジャパンの金メダルに貢献した山本には「後半戦一発目はマジで大事。絶対に勝てよ」とハッパを掛けられていたが、見事にその重圧を力に変えた。

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2021年8月13日のニュース