巨人・山口、痛恨被弾で3勝目逃す 1―0のまま迎えた7回、初めての四球からビシエドに逆転2ラン浴びる

[ 2021年8月13日 20:24 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2021年8月13日    東京D )

<巨・中15>7回、降板する山口(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の山口俊投手(34)が後半戦スタートとなった中日戦(東京D)に先発登板。4回まで完全投球を見せるなど好投したが、1―0で迎えた7回に逆転2ランを浴びて降板し、今季3勝目はならなかった。

 山口は初回に京田、伊藤、大島を直球、フォーク、スライダーで3者連続の空振り三振に仕留めて快調な滑り出し。打線はその裏、中日先発右腕・柳から松原、坂本の連打で無死一、三塁とし、3番・丸が3連打目となる右前適時打を放って幸先良く先制点をもぎ取った。

 援護を受けた山口は2回も直球で高橋周から空振り三振を奪うなど3者凡退に仕留め、3回、4回も3人でピシャリ。5回には先頭・ビシエドの三ゴロを岡本和が弾いて(記録は失策)完全試合が消滅し、2死後には三ツ俣に右前打を許して自身2度目のノーヒットノーランもなくなったが、失点は許さず。6回も3者凡退に仕留めて1安打投球を続けた。

 だが、1―0のまま迎えた7回だった。先頭の大島をこの試合初めての四球で歩かせると、続く主砲・ビシエドに投げたこの試合の110球目、外角低めスライダーを左翼スタンド中段に叩き込まれて逆転2ランとされた。この回を投げ切って裏の攻撃で逆転すれば勝利投手の権利が復活することもあってか続投したが、2死一、二塁として代打・福留が告げられると降板となった。なお、リリーフした2番手左腕・大江は福留を抑え、22試合連続無失点となっている。

 山口の投球内容は6回2/3で打者26人に対して128球を投げ、4安打2失点。9三振を奪い、与えた四球は1つだった。

 ▼山口 試合の後半に失点をしてしまい投げ切れていないことが2回目ですので、そういったところを含めてしっかりと調整していきたい。

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2021年8月13日のニュース