巨人 47イニング適時打0なしで今季6度目零敗 原監督「やっぱり何とかせないかん」

[ 2021年7月9日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人0ー1中日 ( 2021年7月8日    東京D )

<巨・中>9回1死、坂本は三振に倒れる(撮影・森沢 裕)
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 快適な東京ドームで、巨人打線がジメジメと湿りっぱなしだ。4安打無得点で、7カードぶりの負け越し。今季6度目の零敗に原監督は「0点だもんね。やっぱり何とかせないかんでしょ」と振り返った。

 前日は3安打ながら、岡本和と丸による2発で勝利。この日はそれを上回る4安打も、得点は生まれなかった。0―1の8回。先頭の代打・亀井が右前打して無死一塁も、大城が2球続けてバント失敗の後、左飛に倒れた。続く若林は空振り三振。エンドランでスタートを切っていた代走・湯浅が二塁で刺されて三振ゲッツーとバントミスも響いた。

 2、7回には先頭打者が出塁し、いずれも得点圏に走者を進めたが、あと1本が出ず。これで5試合連続3点以下が続き、47イニング適時打なしと、つながりを欠く打線の復調はなかなか見えてこない。原監督は「みんなでカバーし合うということが大事なこと」と奮起を促した。

 中日・先発の柳には8回で8三振を奪われ、三塁を踏めなかった。元木ヘッドコーチは「外の真っすぐとチェンジアップが良かったし、制球が良かったね」と白旗を揚げた。R・マルティネスに対した9回は、1番からの好打順だったが3者連続三振で試合が終わった。

 9日からは敵地・甲子園で阪神との前半戦最後の直接対決。2・5ゲーム差で3連勝なら首位に立つチャンスはある。原監督は「また大一番が続きますから、しっかり戦います」と前半戦最大のヤマ場を見据えた。(田中 健人)

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