ソフトB借金生活 武田今季最短4回1/3KO「1点の重み理解していた。申し訳ない」

[ 2021年7月9日 21:57 ]

パ・リーグ   オリックス8―0ソフトバンク ( 2021年7月9日    ペイペイドーム )

<ソ・オ>3回2死吉田正に右中間越え本塁打を打たれガックリの武田(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクの先発・武田翔太投手(28)が今季最短4回1/3、4安打4失点で5敗目を喫した。首位・オリックス猛追へ勝負の3連戦。先陣を託された右腕は視線を落とし、小走りでマウンドを降りた。

 「先制点、1点の重みは理解してマウンドに上がりました。何としても防がなければいけなかった。本当に申し訳ない」

 1発攻勢を受けた。0―0の3回2死。吉田正にスライダーが甘く入る。完璧に捉えられた打球は右翼席に飛び込み、先制ソロを浴びた。4回は2死一塁から打率1割台の若月に痛恨の2ランを被弾した。3四球と制球に苦しみ、宝刀カーブが決まらなかった。

 全84球中、カーブは9球。ストライクはわずか2球しかなかった。直球との球速差が約30キロある球種。緩急を生かす武田の持ち味が発揮されず、被弾したのはいずれもスライダーだった。

 チームは3連敗で首位・オリックスとのゲーム差は5・5に広がった。4月4日以来の借金生活となった工藤監督は「ストライクを取るのに四苦八苦していた。打たれているのは変化球が多い。そこは見直さなければいけない」とバッテリーの配球に苦言を呈した。

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2021年7月9日のニュース