阪神「ウル虎の夏」期間に「カーボン・オフセット試合」 近本「様々な環境問題に目を向け」

[ 2021年6月7日 14:43 ]

 阪神、阪神電鉄、大阪ガスの3社は7日、「ウル虎の夏」期間(7月9日~14日)に阪神甲子園球場で開催される、阪神の試合で排出されるCO2の削減活動についての取り組みを発表した。

 阪神甲子園球場で開催される試合では、照明・空調・売店での調理などにより、電気・ガスなどのエネルギーが消費されるが、『ウル虎の夏』期間中はおよそ80t~90tのCO2が排出されると想定されており、これは杉の木約6000本が1年間に吸収するCO2量に相当する。

 これらのCO2量をカーボン・オフセット(※1)により、J―クレジット制度(※2)を活用して、兵庫県内の法人から取得したクレジットを用いてオフセットする。

 また『ウル虎の夏』期間中は、阪神電車の全線(本線、阪神なんば線、武庫川線及び神戸高速線)の各駅の自動構内放送や、試合中の球場ビジョン(スコアボード)に大阪ガス出身の近本が登場し、カーボン・オフセットのPRとCO2排出量の削減に向けた呼び掛けを行う。近本は球団を通じて「僕がタイガースに入団する前にお世話になっていた大阪ガスさんと、このような形で一緒に取り組んでいけることを嬉しく思います。これを機に、僕自身も様々な環境問題に目を向けて、日常の中で自分たち一人一人ができることに取り組んでいきたいと思います」とコメントした。


 ※1…日常生活や経済活動などにおいて避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、できるだけ排出量が減るよう削減努力を行ったうえで、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせる考え方

 ※2…省エネルギー機器の導入や森林経営などの取り組みによる、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を、クレジットとして国が認証する制度

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2021年6月7日のニュース