牛島和彦氏 肘の変化感じられなかった巨人・菅野 登板重ねれば本来の投球に戻る

[ 2021年6月7日 05:30 ]

交流戦   巨人2―4日本ハム ( 2021年6月6日    東京D )

<巨・日>3回無死、伊藤の投ゴロをさばく菅野(撮影・森沢裕)
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 【牛島和彦 視点】立ち上がりはボールが高かったが、徐々に修正して4、5回は本来の姿に戻ってきた。

 序盤は手が遅れて出て、下半身と上半身のタイミングがズレている感じがした。スライダーは早く曲がり、フォークもワンバウンドで叩きつけていた。少し心配したが、バランスを修正して徐々に良くなった。ボールの切れもまずまず。一試合一試合投げるごとに良くなると思う。

 開幕時に一塁側を踏んでいたプレートの位置は、真ん中よりもやや三塁側だった。利点は真っすぐが右打者の外角にクロスし、スライダーは左打者の膝元に食い込んでくる。三塁側に近い方が、右打者は自分の方に向かってくる感じがする。

 右肘の不安を感じながら投げたと思うが、肘の変化は特に感じなかった。約1カ月も試合から離れていたので、これから登板するごとに本来の投球に戻ってくると思う。(スポニチ本紙評論家)

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2021年6月7日のニュース