中日・大野雄が8回に「黄金魂」をかける理由 今季初白星の陰に、戦列を離れる後輩への「思い」があった

[ 2021年4月27日 23:00 ]

セ・リーグ   中日2-1阪神 ( 2021年4月27日    バンテリンD )

<中・神(4)>今季初勝利を挙げ、最後を締めたR・マルティネス(右)からウイニングボールを受け取る中日・大野雄(撮影・椎名 航)
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 中日・大野雄大投手(32)は長い回を投げ続けることで、後輩を激励している。

 バンテリンドームで投手は登場ごとにテーマ曲を流すが、同投手は8回に限り、自身が使用する、あいみょんの「ハルノヒ」ではなく、湘南乃風「黄金魂」を使用。3月のオープン戦で右肩を脱臼し、戦列を離れた木下雄介投手(27)が使用する楽曲を流した。

 「しんどいし、つらいと思うが、絶対に帰って来いと話したとき、アイツは『僕が雄大さんのあと、9回に投げて抑えられるように頑張ります』と。9回はちょっと、厚かましい。アイツがケガしたのも8回だった。その曲を(8回は)年間を通して、あいつが帰ってくるまでは、あの曲にしたいなと思う」

 昨季10完投を記録した沢村賞左腕は後輩への思いとともに投げ続ける。

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2021年4月27日のニュース