虎の正妻が伝える「ありがとう」 20年前に他界した母の遺影に、阪神・梅野が誓う全力プレー

[ 2021年4月27日 05:30 ]

梅野は毎年、母・啓子さんの命日に花を贈る(2020年)(本人提供)
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 <記者フリートーク 阪神担当・遠藤 礼>

 “抱っこ”の温かみは今でも残る。巨人戦に備え東京へ出発した19日は小学4年時に卵巣がんで他界した母・啓子さん(享年34)の20回目の命日。自宅には、啓子さんに抱きかかえられた自身の写真と父、弟と映った家族写真を飾っている。

 毎年、4月19日にその“団らん”の横に花を置く。今年は黄色の花々が啓子さんを彩った。1年に一度、しっかりと「ありがとう」を伝える大切な時間だ。「毎年、花を置いてね。(母の夢は)自分がプロ野球選手になることだった。ずっと見てくれてると思うし、だからこそ自分は毎日試合に出ることで喜ばせたい思いはある」

 生傷も絶えない過酷なポジションから全力プレーを届ける。母との約束を守っていく。

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