リーグ戦未登板の152キロ右腕を4球団視察 上武大・佐藤蓮

[ 2020年8月28日 18:04 ]

オープン戦   上武大7―8明大 ( 2020年8月28日    明大グラウンド )

<上武大・明大>3番手で登板した上武大の152キロ右腕、佐藤
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 上武大が明大とオープン戦を行い、リーグ戦未登板ながら152キロを誇る右腕・佐藤蓮投手(4年)が6回から3番手で登板。最初のイニングこそ2失点も、150キロを計測した。7回は立ち直って三者凡退に抑え「緊張して力んでしまったが、2イニング目はいい感じで修正できた」と振り返った。

 飛龍(静岡)出身で1メートル88、100キロと恵まれた体格を誇る右腕。高3時は内野手だったが、大学入学時再び投手で挑戦することを決めた。1年時にすでに150キロを計測していたが、冬に右ひじの遊離軟骨除去手術をした影響で球速がなかなか戻らず、昨秋までリーグ戦の登板はなし。しかし、自粛期間で自らのフォームを見直したことで8月に入り150キロ台まで回復した。抜群の身体能力も武器だ。特に瞬発系の種目では、陸上アスリートに匹敵する数値をたたき出したことがあるという。谷口英規監督が「身体能力はすごいものを持っている。格闘家を目指せるくらい」と言うほどの潜在能力を秘める。

 この日は4球団のスカウトが視察。佐藤は「実績はないが、野球を始めてからの夢であるプロに行きたい」とプロ志望を表明。秋のリーグ戦に向けて「最初で最後のリーグ戦。100%を出したい」とアピールを誓った。

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2020年8月28日のニュース