広島、新3番・堂林ハマった!3連続二塁打含む4安打でけん引 打率・446も「自分のやることに集中」

[ 2020年7月17日 22:17 ]

セ・リーグ   広島9―2ヤクルト ( 2020年7月17日    マツダ )

<広・ヤ>ヒーローインタビューでガッツポーズする堂林
Photo By 代表撮影

 広島の堂林翔太内野手(28)がヤクルト戦(マツダ)で今季初の3番に入り、第1打席から3連続二塁打を含む4安打と大活躍。4番・鈴木誠、5番・松山と組んだ新クリーンアップで9安打8打点という猛打ショーの立役者となった。

 堂林は初回、1死一塁から右翼へエンタイトル二塁打を放って主砲・鈴木誠の先制2点適時打を呼び込むと、前を打つ2番・菊池涼に6試合ぶりとなる3号ソロが出た3回には右中間へ2打席連続の二塁打を放って鈴木誠、松山の連打でホームへ再び生還。4回の第3打席でも2死走者なしから左中間へ二塁打を放つと、6回には無死一塁で左前打を放って鈴木誠の適時打と松山の今季初アーチとなる3ランを呼び込んだ。

 本拠マツダでの有観客試合4戦目にして初勝利を飾った記念すべきヒーローインタビューに単独で臨んだ堂林はインタビュアーの祝福に「ありがとうございます」と爽やかな笑顔。両リーグ唯一の4割打者として突っ走り、この日の4安打で試合前の・420から・446へとさらに打率を挙げた打撃について問われると「特に何も考えていません」と冷静に返答した。

 プロ11年目の今季は6年ぶりに開幕スタメンを勝ち取ると、ここまで打率・446、4本塁打、15打点。打率が両リーグトップなら本塁打数と打点は侍ジャパンの主砲でもある鈴木誠の7本塁打、20打点に次いでチーム2位という堂々たる成績だ。「打席の中では自分のやることに集中しているので、それがいい結果に結びついていると思います」と堂林。三塁での先発から途中一塁へと回った守備でも終始ハツラツとしたプレーを見せてチームを盛り立てた。

 「とにかく連敗を止めたかったので、それだけを考えて試合に臨みました」という堂林。見事、チームの連敗を3で止め、エース大瀬良に今季3勝目をプレゼントした。本拠マツダで有観客になってから3連敗が続いていたが、待望の初勝利に「力になりましたし、何とか勝ちたかったので勝てて良かったです」とファンにも感謝。スタンドからの拍手に「何とか勝ちを届けられるように毎日頑張りたいと思います。あしたも勝てるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と“プリンススマイル”を振りまいていた。

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2020年7月17日のニュース