中日 青柳対策機能せず単独最下位転落 与田監督「選手もすごく腹立たしい思いで」

[ 2020年7月17日 21:46 ]

セ・リーグ   中日1―4阪神 ( 2020年7月17日    甲子園 )

<神・中>6回無死一塁、平田は遊ゴロ併殺打に倒れる(投手・青柳)(撮影・大森 寛明)
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 中日は打線が相手先発・青柳を攻略できず、連勝が止まり、単独最下位に転落した。

 打たせて取る変則右腕の術中にはまり、得点は4回のビシエドのソロアーチのみ。

 2回2死一、二塁で木下拓が捕邪飛に倒れると、6回無死一塁では平田が二ゴロ併殺。数少ないチャンスもものにできなかった。

 青柳が右打者の被打率・111に対し、左打者は・207というデータを元にこの日は、井領、溝脇をスタメン起用も不発。21アウトのうち、併殺を含む17アウトがゴロアウトとなり、与田監督は相手右腕について「ストライクゾーンから沈んでいく低めのボールが多いので、どうしてもボールの上を叩いてゴロが多くなってくる」と指摘。「小技を絡めていくとかやってはいるが、それが行動に伴わないところは、選手もすごく腹立たしい思いでやっていると思う。根気よくやっていくしかない」と腕組みした。

 先発・大野雄も昨年9月にノーヒットノーランを達成するなど、22イニング連続無失点だった阪神相手に3回に適時失策で23イニングぶりに失点すると、サンズにも2点二塁打を浴び、この回3失点。7回にも糸原に左前適時打を浴び、開幕投手が登板5試合目でも今季初白星を手にできなかったが、指揮官は「我慢強く投げてくれたと思う」と振り返った。

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2020年7月17日のニュース