ソフトB笠谷　6年目で念願プロ初勝利「1軍に来てはすぐに落ちて…」

パ・リーグ   ソフトバンク9―1オリックス （ 2020年7月17日    京セラD ）

＜オ・ソ＞初勝利を上げ工藤監督（右）から祝福を受けウィニングボールを手に笑顔を見せる笠谷（中）（撮影・後藤　正志）
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　2番手で2回無失点と好投したソフトバンクの6年目左腕・笠谷俊介投手（23）がプロ初勝利を挙げた。「いつも2軍で練習して、1軍に来てはすぐに落ちて悔しい思いをしてきた」と、手にした勝利球を愛おしそうに見つめた。

　先発の東浜が右足首付近にT―岡田の打球を当てた影響から3回で降板。「（打球が）当たったときから準備していたので落ち着いていた」と4―2と勝ち越した直後の4回からマウンドに上がり、吉田正をスライダーで遊邪飛、ジョーンズをチェンジアップで右飛、T―岡田は直球で二ゴロに打ち取った。

　2年目の板東や泉など新戦力も台頭してきた中継ぎ陣だが、笠谷もまだ23歳。首位・楽天に2ゲーム差と迫った好調のチームにまた心強いブルペン候補が加わった