巨人職員がコロナ感染 球団内に濃厚接触者なし、チームは個人調整継続

[ 2020年4月19日 05:30 ]

 巨人は18日、事業本部所属の男性の嘱託職員(60)がPCR検査で新型コロナウイルスの陽性と判定されたと発表した。保健所は球団内に濃厚接触者に当たる人はいないと判断し、球団も選手、首脳陣、通訳などチーム付きスタッフとの至近距離の接触はなかったと確認したという。

 すでに練習施設内は消毒され、星春海総務本部長は「感染が疑われる選手はいない。(選手会から)コンディション維持する場の要望は受けていますので、感染対策もきちんとやり続けていく」と説明。チームは「当面の間」としている個人調整を続ける予定だ。

 同職員は球団のPRなどに使用する写真の撮影を担当。3月下旬以降は主に川崎市のジャイアンツ球場で業務を行っていた。最後に球場を訪れたのは今月9日で12日の朝の検温で38度2分の発熱を確認。その後は自宅で静養したが熱が37度台で推移したため16日に肺のCT検査を受け、感染を疑われるとしてPCR検査も実施し、この日陽性判定が出た。

 感染経路は不明で入院のための自宅待機と健康観察が指示されている。同職員は発熱後に球団施設に立ち寄ってはいないが、球団は発熱前の7日間で当該職員の2~3メートル以内に3分以上いた7人の職員を自宅待機を指示。7人の健康状態は良好だが、さらに1週間の自宅待機を指示した。

 球界では阪神の藤浪ら3選手が3月下旬に検査で陽性反応が出て入院。3選手はすでに退院している。

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2020年4月19日のニュース