各球団新型コロナ対策 日本ハムは“2メートル・ルール” 飛沫感染予防の距離まで離れて囲み取材

[ 2020年3月4日 05:30 ]

<日・巨>試合前練習、記者の囲み取材に応じる栗山監督(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 【日本ハム】2月29日、1日のオリックス戦の試合前取材は全面的に禁止となっていたが、3日の巨人戦から打撃練習中の1時間に限定してベンチ前での取材が解禁された。ただ、首脳陣、選手に取材する場合は飛沫(ひまつ)感染の予防の定義でもある2メートル以上の距離を取るよう徹底。試合前恒例の栗山監督の囲み、きょう4日に先発するバーヘイゲンの取材もこのルールが適用された。引き続き狭い通路内での取材は禁止されている。

 ≪巨人 密閉空間避ける≫試合後の取材は密閉した空間を避けるため、札幌ドームの一塁ベンチ横のグラウンドで行われた。通常はベンチ裏の通路からバスに乗り込む選手をランダムに取材するが、この日は原監督と報道陣の要望した選手のみが対応。試合前もグラウンドで行う取材は午後4時から1時間に限定された。

 ≪ロッテ 試合後の囲みだけ≫この日から報道陣の取材は、試合後の囲みのみとなり、選手へのぶら下がり取材は原則禁止となった。本拠地のZOZOマリンでは選手と接触する動線の立ち入りもできなくなる。球団職員についても当面の間、在宅勤務とすることを発表。通勤で公共交通機関を利用することや球団関係者による濃厚接触の機会を減らし、感染リスクを抑えることが狙いだ。

 ≪楽天 外食は全面禁止≫この日から全てのチーム関係者に外出禁止の指示が出された。これまでは外出時に相手や場所を報告することを義務づけていたが、今回はコンビニなどを除いて外食などを全面的に禁止。期限は設けておらず、休養日も同様の対応を取る。また、球場内には取材用のミックスゾーンを設置。メディアと約2メートルの距離を保つことを原則とし球団は「チームから感染者を出さずにシーズンを迎えるための措置」と説明した。

 ≪中日 遠征は外出禁止≫NPB、Jリーグの共同対策会議を受け、1、2軍とも遠征中は外出禁止とする方針を決めた。地元・名古屋での外出も極力控えるように徹底。加藤宏幸球団代表は「(宿泊先の)食事会場でもなるべく選手同士の間隔を離したり、時間調整して大人数にならないように、という指示を出した」と、入念な対策を講じた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年3月4日のニュース