オリックス・由伸 本拠地開幕リハ5回2失点 開幕2カード目の鷹斬り予行演習万全

[ 2020年3月4日 05:30 ]

オープン戦   オリックス6―2ロッテ ( 2020年3月3日    京セラD )

<オ・ロ>1回無死一塁、角中の強襲打にのけぞる山本(撮影・井垣 忠夫) 
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 予行演習は万全だ。無観客試合となった本拠地のマウンドで、オリックス・山本が高い修正能力を発揮し5回2失点。登板見込みの開幕2カード目初戦となる24日のソフトバンク戦(京セラドーム)に向けて順調な仕上がり具合を見せつけた。

 「最初は感覚が良くなかったけど、真っすぐもコースにいっていたし、変化球も回をこなすごとに良くなった。修正していけたので良かったと思います」

 初回先頭から3連打を許すなど味方の失策も絡んで2点を失ったが、きっちり立て直すのが山本だ。「(修正したのは)フォームのタイミングですね。打者と対戦して、そこが徐々に合い出したのかなと」。圧巻は4回だ。先頭のレアードを150キロ直球で空振り三振に斬ると、続く中村奨には内角スライダーで三ゴロ。最後は安田を外角150キロ直球で空振り三振に仕留めた。

 立ち上がりの不安など感じさせない快投劇。2回以降に許した安打は1本だけで、最速151キロを計測するなど6奪三振。西村監督も「本来、(山本)由伸が持っているものと比べたら、初回はキレがなかったかな。2点目は失策というのもあったけど、それ以降は修正できていましたね」と及第点を与えた。

 次戦は10日の中日戦(京セラドーム)で、登板見込みの17日阪神2軍戦を経て本拠地開幕戦に挑む。昨季ソフトバンクには7勝16敗2分け。チームにはびこる苦手意識を払しょくする快投に期待が懸かる。「まだ7割くらいですかね。公式戦で戦える準備をしていきたい」。頼れる右腕が、もう一段階ギアを上げる。(湯澤 涼)

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2020年3月4日のニュース