センバツ開催 最後まで出場校が試合する機会模索 安全、健康を最優先に

[ 2020年3月4日 18:47 ]

「無観客試合」の方向で進めていき、3月11日の会議で決定するとした高校野球連盟(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 第92回選抜高校野球大会(19日から13日間、甲子園)は無観客での大会開催を前提に準備を進めることが4日、決まった。日本高野連が大阪市内で会見を開き、発表した。一方で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、3月11日に大会可否の最終判断を行うことも合わせて発表された。無観客で開催された場合でも、開会式は実施しない。

 日本高野連の発表では、現時点では出場校に対して無観客試合での実施に向けて準備を要請しつつ、開催可否については11日午後3時に臨時運営委員会を実施し、主催者として新型コロナウイルス感染予防対策、出場校の健康状況、国内の感染状況、政府の対応などの要素を総合的に見て判断することととし、最後まで出場校が試合する機会を模索するとした。臨時運営委員会後も情勢の推移を見ながら、開催可否を鋭意判断していく。

 開催の場合、中止されるのは12日の責任教師、監督会議、キャプテントーク、キャプテン研修会、15と16日の甲子園練習、18日の開会式リハーサルと19日の開会式。組み合わせ抽選は13日14時から代理抽選に変更される(抽選方法は11日に発表予定)。

 また、15日まで出場校には練習試合、遠征合宿の自粛を要請。主催者は無観客試合実施に対し、さまざまな事態を想定し、出場校の安全、健康を最優先に考え対策を講じていくとしている。

 2月28日から行っている前売り入場券は販売を中止し、購入済みの前売り券については払い戻しに応じる。詳細は追って高野連のホームページに掲載する。

続きを表示

2020年3月4日のニュース