立命館宇治 2回戦敗退 京アニ「響け!ユーフォニアム」曲の応援に意地の集中打も

[ 2019年8月13日 13:53 ]

第101回全国高校野球選手権大会 2回戦   立命館宇治3―6星稜 ( 2019年8月13日    甲子園 )

<立命館宇治・星稜>2回戦で敗れた立命館宇治ナイン(撮影・成瀬 徹)
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 立命館宇治(京都)は、優勝候補の星稜(石川)の継投を崩しきれずに3-6で敗れ、進撃は止まった。

 吹奏楽部は、放火殺人事件で35人が死亡した京都アニメーション制作の「響け!ユーフォニアム」の主題歌「DREAM SOLISTER」を応援歌として演奏。京アニの本社が宇治市にあり、地域住民から「甲子園で演奏して、ファンや関係者らを励ましてほしい」と要請されていた。熱い応援に背中を押されたナインも中盤、集中打で意地を見せた。

 6回に3点の加点を許して0-5とされた直後、2死から3連打で2点差まで迫った。相手先発・荻原(2年)から代わった寺西(2年)をとらえ、次戦まで温存ムードだったプロ注目の星稜エース・奥川(3年)を引っ張り出した。

 2死一、三塁で5番・荒井(2年)が左前に適時打。さらに一、二塁から6番・古賀(3年)が中前適時打で寺西をKO。なお一、二塁とし、奥川の代わり端にも7番・今野(3年)の左前適時打で得点を重ねた。

 今野は「奥川を引きずり出してやるという気持ちで挑んだ。後輩たちがよく繋いでくれた。ドラフト候補のピッチャーから打って、チームの勢いをつけられたので良かったです!」と胸を張った。

 9回も代打で先頭の吉村(3年)が四球で出塁。反撃の機会をうかがったが、相手4番手・寺沢(3年)を打ち崩せずに終戦。打者46人に170球を一人で投じたエース左腕・高木(3年)の粘投に打線が応えきれなかった。

 チームは37年ぶり3度目の出場。秋田中央(秋田)との1回戦で甲子園初勝利を飾った。

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2019年8月13日のニュース