前日初昇格したばかり…ロッテ・高浜が延長11回の今季初打席で決勝打「気持ちの分、飛んでくれた」

[ 2019年5月9日 22:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5―4西武 ( 2019年5月9日    県営大宮 )

<西・ロ>試合後、ファンの声援に応える高浜 (撮影・白鳥 佳樹)
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 前日8日に今季1軍初昇格を果たしたロッテの高浜卓也内野手(29)が今季初打席で初安打初打点初決勝打。チームの40日ぶりとなる勝率5割復帰と3位タイ浮上に大きく貢献した。

 4―3での勝利目前だった9回2死から三木の失策絡みで追いつかれ、延長戦に突入。11回、1死二塁でその三木の代打に出た高浜は西武5番手・マーティンが投じたカウント1ボール2ストライクからの4球目、外寄りのチェンジアップを弾き返し、ボールは左越えの勝ち越し二塁打に。これが決勝点となった。

 「何とかランナーを返そうと思って。バットに当てるとなんかあると思ったんで、必死に当てにいきました」と高浜。「ちょっと泳いだんで、どうかなと思ったんですけど。強い気持ちを持って振りにいったんで、その気持ちの分、飛んでくれました」と一言一言かみしめるように静かな口調で振り返った。

 今季初昇格2日目の初打席で、チーム、そして三木をも救う大きな一打。「本当にうれしいです」と話した高浜は「まだ始まったばっかりなんで、これからもっともっといいところで打てるように頑張っていきたいと思います」と言い切った。

 高浜の一打でチームは3連勝&40日ぶりの勝率5割となったが「ここまでの戦い、僕自身チームの力にまったくなれてなかったのでこれからもっと力になれるように頑張りたいと思います」と控えめに話した29歳。その背中にスタンドから「ありがとう!」の大きな声が飛んでいた。

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2019年5月9日のニュース