大谷、復帰2戦目も無安打 3の0で9打席快音なし 手術の右肘死球でヒヤリの場面も

[ 2019年5月9日 11:03 ]

ア・リーグ   エンゼルス3―10タイガース ( 2019年5月8日    デトロイト )

手術を受けた右ひじに死球を受けたエンゼルス大谷(AP)
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 昨年10月に受けた右肘手術の影響で今季は打者に専念するエンゼルスの大谷翔平投手(24)が8日(日本時間9日)の敵地デトロイトでのタイガース戦に2試合連続で、「3番・DH」で先発出場。3打数無安打、2三振、1死球とし、これで前日7日の復帰戦から9打席連続無安打となった。チームは3-10で敗れた。

 相手先発はメジャー通算25勝の左腕ボイド。初回の第1打席。スライダーを見送り、2球目を空振りして2ストライクに追い込まれると、続く3球目の直球に手が出ず見逃し三振。2死二、三塁の好機で巡った第2打席は三ゴロ。6回2死走者なし第3打席では、右肘への死球だった。昨年手術した箇所でもありヒヤリとしたが、塁上ではカブレラと談笑する場面や、時折右肘を気にする仕草も見られた。

 第4打席は3番手の右腕J・ヒメネスとの対戦。150キロ超の直球を投げ込む相手に1-2と追い込まれた4球目、153キロの直球をフルスイングしたが、バットは空を切った。

 219日ぶりの復帰となった前日7日の同カード初戦は、5打席に立ち、見逃し三振、遊ゴロ、空振り三振、三直、四球の内容。これで、復帰後は9打席無安打。

 試合は、フレッチャーの先頭打者アーチで幸先よく1点を先取したが、先発のスカッグスが5回途中8安打7失点と大乱調。救援陣も失点を重ねた。打線は7回にルクロイがソロ本塁打、9回にも得点したがそこまで。チームは3-10と大敗し、連勝はならなかった。

 大谷は、術後はリハビリを重ねつつ、4月24日には投手相手の打撃練習(ライブBP)を開始。マイナーでの実戦を経ずに今月6日にデトロイト入りした。復帰戦は4打数無安打ながら、打点1をマーク。試合後は「しっかり色々考えながらできたのはよかった。明日にそれをつなげていければ、明日のほうが今日よりいい打席になるんじゃないかと思います」と話していた。

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